柿の品種については、主に農林水産省の農業試験場により品種改良・普及されたものが多くみられます。種苗法に基づいて品種登録されているものと、登録されていないものがあります。以下、各品種の特徴と主な産地等をご紹介します。 ※ここに掲載されていない柿の品種をご存知であれば、ぜひご紹介ください!

柿の品種名と産地の紹介 甘柿品種

比較的広い地域で栽培されているもの、それぞれの地域で栽培されているものなど多種多様な柿が栽培されており、日本の食文化・地域文化それぞれとの密接な関わりがあることが推測できます。富有、松本早生、次郎などが広く栽培されており、登録品種では大秋や早秋が普及しています。

太秋(たいしゅう)

品種登録済。大きい果実が特徴の品種です。熊本県、福岡県、愛媛県、岡山県で多く栽培されている他、福島、茨城、埼玉、東京、神奈川、山梨、長野、岐阜、愛知、滋賀、兵庫、和歌山、徳島、香川、宮崎、鹿児島など広く栽培されています。今後普及が見込まれる品種かもしれません。

甘百目(あまひゃくめ)

不完全甘柿。茨城、群馬、埼玉、長野、山口などで栽培されています。

次郎 (じろう)・前川次郎(まえかわじろう)

愛知県で多く生産されています。特に早生系のものが、愛知県や岐阜県などで多く栽培されています。

西村早生 (にしむらわせ)

不完全甘柿。福岡県での生産が多く、次いで愛知、岐阜、鹿児島、茨城などで多く栽培されています。その他の府県でも広く栽培されています。

筆柿 (ふでがき) 

不完全甘柿。福岡県での生産が多く、次いで愛知、岐阜、鹿児島、茨城などで多く栽培されています。その他の府県でも広く栽培されています。

富有 (ふゆう)

広く普及し、全国各地の小売店でもよく販売されている品種です。福岡、岐阜、奈良、和歌山などを中心に栽培されています。北九州、中四国、近畿、東海の気候での栽培に適した品種と言われています。 富有の枝変わり品種として次のような品種があります。松本早生(まつもとわせ、品種登録済、関東から九州にかけて広く栽培されている)、上西早生(品種登録済、奈良、和歌山、岐阜で主に生産)、すなみ(品種登録済、三重県で主に栽培されている、果実が大きい)